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シリーズについて

シリーズとは

複数のゲームをひとまとめにした単位をシリーズと呼びます。ボウリングの傾向と対策 Pro では以下のゲーム単位のシリーズを扱うことができます。

複数のゲームをひとつのシリーズとして扱うには、投球日、ボウリング場、イベントが同じであることが必要です。
たとえば、投球日、ボウリング場、イベントが同じゲームが8ゲームあったとします。3ゲーム単位のシリーズで考えると、1ゲーム目から3ゲーム目が最初のシリーズ、4ゲーム目から6ゲーム目が次のシリーズとなります。端数の7ゲーム目と8ゲーム目はシリーズに含まれません。


シリーズに関する統計項目の問題点

統計「期間」の [ ゲーム ] での統計項目 [ シリーズ数 ] [ H/S ] [ L/S ] [ A/S ] には、以下のような問題があります。
3ゲーム単位のシリーズを例に挙げて説明します。

No. 投球日 ボウリング場 イベント ゲームスコア シリーズスコア <表1>
1 2001/01/01 A店 練習 100 -
2 2001/01/01 A店 練習 110 -
3 2001/01/01 A店 練習 120 330
4 2001/01/01 A店 練習 130 -
5 2001/01/01 A店 練習 140 -
6 2001/01/01 A店 練習 150 420
7 2001/01/02 A店 練習 200 -

<表1>のようなデータがある時、1日ごとの統計は以下のようになります。
1日ごとの統計の画像<図1>

5ゲームごとの統計は以下のようになります。
5ゲームごとの統計の画像<図2>

3ゲーム単位のシリーズは投球日、ボウリング場、イベントが同じゲームの1ゲーム目から3ゲーム目を最初のシリーズ、4ゲーム目から6ゲーム目を次のシリーズとしていくものです。プログラムの内部的には、3ゲーム目が最初のシリーズスコアを持ち、6ゲーム目が次のシリーズスコアを持つとして処理していきます。<表1>でいえば、No.3のゲームが最初のシリーズスコアとして330を持ち、No.6のゲームが次のシリーズスコアとして420を持つことになります。<図1>の統計にはこの値が反映されています。

統計「期間」の [ ゲーム ] は、最新のゲームから一定のゲーム数ごとに集計し、端数のゲームは省略する統計です。5ゲームごとに集計する場合は、<表1>ではNo.7〜No.3が集計対象となります。したがって、ゲームスコアに関する統計項目は以下のようになります。

これらの値が<図2>の統計に反映されています。問題は<図2>のシリーズ数です。シリーズ数が2となっていますから、ゲーム数は6以上あるはずです。しかし、ゲーム数は5です。この意味するところは、単に、5ゲーム(No.7〜No.3)の中にシリーズスコアを持つNo.6とNo.3が含まれているということだけです。


フィルターを設定した場合にも同様の問題が発生します。

No. 投球日 ボウリング場 イベント ゲームスコア シリーズスコア 使用ボール <表2>
1 2001/01/01 A店 練習 100 - Aボール
2 2001/01/01 A店 練習 110 - Aボール
3 2001/01/01 A店 練習 120 330 Bボール
4 2001/01/01 A店 練習 130 - Aボール
5 2001/01/01 A店 練習 140 - Aボール
6 2001/01/01 A店 練習 150 420 Bボール
7 2001/01/02 A店 練習 200 - Aボール

<表2>のようなデータがある時にボールのフィルターを「Bボール」と設定すると、<図3>のようになります。
フィルターを設定した時の統計の画像<図3>

フィルターを設定した結果、<表2>のNo.3とNo.6のみが集計対象となります。No.3とNo.6はシリーズスコアを持つゲームですから、<図3>のようにゲーム数が2であるにもかかわらず、シリーズ数が2という矛盾した値になります。